低炭酸時と高炭酸時における体性感覚認知に関する論文が「Neuroscience Research」に掲載されました。
この論文では、呼吸速度を変化させ、その際にダグラスバッグと呼ばれる袋の中に溜めていた高炭酸ガスを吸い、体性感覚認知に関わる脳活動がどのように変化するかを検討しました。脳活動は、愛知県岡崎市にある自然科学研究機構・生理学研究所の脳磁場計測器で測定しました。実験の結果、体性感覚M60成分と呼ばれる脳反応が、高炭酸ガスを吸った際に、特異的に変動することが示されました。
本論文は、生理学研究所の柿木先生、奈良女子大学工学部の久保先生との共同によるものです。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168010222002875