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佐藤克成准教授【プレスリリース】2万人以上が月経痛をバーチャル体験 〜職場・学校の環境改善を後押しする新技術「ピリオノイド」〜


概要

奈良女子大学 研究院工学系の佐藤克成 准教授と奈良女子大学大学院 人間文化総合科学研究科 生活工学共同専攻の麻田千尋らの研究グループは、EMS※1を用いた月経痛(生理痛)VR※2体験システムの研究を実施しました。この研究成果を活用し、大阪ヒートクール株式会社および株式会社リンケージは「生理痛体験装置ピリオノイド(perionoid)を用いた研修事業や実証評価に取り組んでいます。

月経症状の中で最も多く報告されるのが、子宮筋の収縮によって断続的に生じる腹部の鈍痛、いわゆる月経痛です。本装置では、EMS による腹直筋の収縮でこの腹部の痛みを再現します(図2)。これにより、男性は性差による身体的な壁を越えて月経痛のつらさを体感でき、女性も自分の主観的な痛みと EMS による痛みを比較することで、月経痛を客観的に捉えるきっかけとなります。

大阪ヒートクール株式会社は、2023 年からピリオノイドを用いた「生理痛体験研修」を展開し、月経症状への理解促進に活用しています。2024 年からは株式会社リンケージが中心となり研修を実施し、2025 年 12 月末までに337 の企業・団体で、2 万人以上が体験しました。教育機関や自治体を対象に実施した評価では、440 名の体験者の 94%が「生理痛に関する知識が深まった」と回答、88.8%が「休憩室の必要性や使用についての意識が変化した」と回答しています。また、職場の環境整備のきっかけとなっています

【プレスリリース】2 万人以上が月経痛をバーチャル体験― 職場・学校の環境改善を後押しする新技術「ピリオノイド」―

関連リンク:

研究者紹介

佐藤 克成 (SATO Katsunari) 准教授

研究者総覧 研究室HP |システム情報学、触感情報学

奈良女子大学工学部