京都大学大学院人間・環境学研究科 Neha Thakur 博士研究員、内本喜晴 同教授らの研究グループは、田中貴金属工業株式会社、技術研究組合 FC-Cubic、横浜国立大学、九州大学、奈良女子大学、島根大学、立命館大学と共同で、水を電気分解して水素を製造する水電解#1の鍵となる酸素発生反応(OER)において、酸化イリジウム触媒の高い活性の起源を解明しました。
この成果は、高効率かつ安定的な固体高分子水電解の開発を後押しするものです。これまで、活性がどのような因子で決定しているのかが不明であった触媒の開発において、複数の高度解析手法を統合的に活用するマルチモーダル解析の重要性を示したものです。この手法を用いて、飛躍的に性能が向上した触媒の開発が実現し、脱炭素社会の実現に向けた基盤技術の一つとなる可能性を秘めています。
本研究成果は、2025 年 8 月 19 日に、アメリカ化学会の「Journal of the American Chemical Society」誌にオンライン掲載されます。

▶︎【プレスリリース】マルチモーダル解析で酸素発生反応(OER)の鍵を握る“活性点”を特定:酸化イリジウム触媒の構造が高性能の秘密を握る〜 水電解によるグリーン水素社会実現へ新たな一歩 〜
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